ヨガとは?
ヨガは今から4000年近く前にできたとされていて、ポーズ、呼吸、瞑想を軸にさまざまな種類のヨガが現在行われています。
現在ではフィットネス感覚でダイエットに効くと言われ、全米から日本まで大ブームを巻き起こしていますが、本来は精神的な面と健康面を整えるためのものとして行われてきました。
ヨガは心を安定化させるもの
2500年前、パタンジャリにより、ヨガの古典「ヨーガ・スートラ」が記され、そこには心を鎮めるものである書かれています。
もともとヨガは現在のようなフィットネス感覚で始めるのものではありませんでした。
現在ではダイエットや健康目的が先行していますが、実際は心と体に働きかけるものとしてフィットネス系ヨガもヨガ本来の効果はあるとされています。
ヨガの語源から考えると、そもそもヨガの意味は「失ったバランスを整える」、「調和」などを指します。
心を落ち着かせ、安定した状態に常にいることは難しいため、ヨガという道具を使ってそこへと至るようになりました。
次第に心が落ち着いてくるから不思議
ラージャ・ヨガやクンダリニー・ヨガなどのように瞑想が主体のヨガを始める人よりも、ヨガのダイエット効果や健康志向から動きのダイナミックなアシュタンガ・ヨガなどから始める方がほとんどだと思います。
最初はヨガのことを知らないし、運動として軽い気持ちでヨガを始めたものの、少しずつ体が健康になり、心が落ち着いてくると、やはり体と心がひとつになり、両方とも穏やかになっていくから不思議です。
特に現代ではストレス社会にさらされて、心も体も完全に疲れきっています。まずはヨガのアーサナ(ポーズ)で体を動かしストレスを発散し、ヨガに慣れてきた頃になるとストレスも軽減され、ヨガに集中することができます。精神的に意識をヨガに向けられるようになると心も大分落ち着きを見ていることでしょう。